Shadow

『不祥の陰、又は不詳の影』

 

種族:???

性別:男

所属:第1暗躍隊-偵察部隊

役職:隊員

成績:第2期入団試験推薦者枠で、模擬戦闘都市戦部門1位を記録。

得意:入り組んだ都市部での対少人数戦。

【備考】

 出身地/13歳以前の来歴は一切不明。本人の証言と公的記録が噛み合わない部分があることから、何らかの記憶障害と推測される。

 入団試験は推薦受験し、上記成績を記録して合格。最終的には第2期推薦者枠の中で唯一の合格者となる。何かと駒遣いとして動くことが多く、本部よりも実地に立つ時間の方が長い。また、詩戸両名が珍しく世話を焼く対象でもある。

 状況に流されやすく、トラブルに関しては驚異的な巻き込まれ体質。

 

――英雄の雛諸君。彼の部下になるということはつまり、トラブルに巻き込まれる可能性が高いと言う事でもある。手当は弾むが、覚悟したまえ。

 

 

音駒ゼプト

『高潔と博識の白き淫魔』

 

種族:淫魔

性別:男/女(場合によるが、備考書添付の写真は秘密らしい)

所属:第2暗躍隊-潜入部隊

役職:隊長

成績:第1期入団試験推薦者枠で、筆記試験を全項目満点合格。

得意:ハニートラップ戦法による潜入捜査、及び社会的制裁措置。

【備考】

 正確な年齢は不明だが、過去の文献や本人の話ではどうも1500年前には既に現在の名前で存在していたようだ。普段の年齢や性別は、見た者にとって最も美しく感じ取れる姿に見えているらしい。

 最近は、特別隊員ゆえに本部待機することの多いペスファを連れ回している。

 能力自体は申し分無いが、気乗りしない仕事を他者に任せる節もあり、被害を被ることが多いのはカヤ、時点でシャドウである。また、彼/彼女の実地勤務での食べ歩き費用は本部に請求される。

 

――彼、または彼女との行動は、基本的に消化器官への負担が激しいものと思ってくれ。ただし、領収書さえあれば手当を支給しよう。

 

 

Pespha

『ポストアポカリプスの申し子』

 

種族:鳥型ロボット

性別:無性(感情プログラムは5歳前後の女児モデルを使用)

所属:最終部隊特別隊員/第2暗躍隊-潜入部隊

役職:特別隊員/臨時隊員

成績:第3期入団試験において、模擬戦闘試験を免除。

得意:対象集団の殲滅を前提とした、一方的な大規模処分。

【備考】

 人類滅亡後という遠い未来から、人類の文化を学びに来たロボット。拠点はカヤ達の住居だが、当機自身はゼプトと共に行動することも多いらしい。

 普段は非常に友好的だが、戦闘モードが起動すると熱光線の発射などで非常に大規模な破壊が可能となる。この威力を懸念した最高司令官の判断で、入団試験の一部が免除されての合格となった。

 あまり戦闘は好きでないようだが、その点は仕事と割り切っているらしい。

 

――鳥型ではあるが、彼女は未来の卵なのだ。未来で待っている彼女の同胞達を失望させない為にも、我々はこの街を護らねばならない。

 

 

 歌騎原エルタ

『奇怪仕掛けのピーターパン』

 

種族:ハーフオートマタ―

性別:男(完全自動人形ではないため、性別があるとのこと)

所属:第3暗躍隊-潜入部隊

役職:交渉係

成績:第1期入団試験において、最高司令官の采配で繰上合格。

得意:機械羽を駆使した迅速な移動と巧みな話術による対個人交渉。

【備考】

 幼少期の記憶が欠落しており、正確な年齢は不明。外見上はカヤよりもやや幼く見える。一時期は祖父と暮らしていたが、現在はカヤとニルと共に暮らしている。

 能力自体は申し分無かったものの、応募された履歴書に書かれていなかった『機械羽』を入団試験に使用した為、本来であれば不合格となる筈だった。

 姑息な手段を何よりも嫌い、正面から特攻するきらいがある。

 

――英雄の雛諸君は、どうか彼の後輩となりブレーキ係を務めてはくれないだろうか。彼は非常に子供らしく恐ろしい性格なのだよ。

 

 

 

音澄桐ニル

『温厚無垢な合成獣』

 

種族:オニテンジクネズミモドキ

性別:不明(精密検査は本人が強く抵抗を示したため、断念)

所属:第3暗躍隊-潜入部隊

役職:処分係

成績:倫理法試験施行初期、違反店舗述べ17件の経営主を処分。

得意:潜入行動からの内部破壊。

【備考】

 昔のことを語りたがらないが、どうやら某研究施設の関係者らしい。人鼠合成獣らしく、天竺鼠のような姿にもなれる。現在はカヤとエルタと共に暮らしている。

 個人で違反者を処分していたところをエルタに保護され、彼の下で働くことになった。故に、彼のみ特例的に面接試験のみでの合格者である。

 知能指数は外見年齢を大きく上回っており、幼くはあるものの他構成員と対等な立場で会議に参加することができる。

 

――この小動物のような子供が諸君の先輩だ。機嫌を損ねると鳴き声で威嚇されるから気を付け給え。